しっかり検討したい食べログによる集客
グルメポータルサイトの代表格でもある「食べログ」。
食べログに掲載されているレストランの数は80万件以上と日本最大級の掲載数を誇るサイトです。レストラン情報の登録が可能で、宣伝広告を行っていない隠れた名店なども多く掲載されています。
アクセス状況:月間利用者数 1億810万人、月間総PV 19億8,583万PV
食べログの特徴
実際にお店に行ったユーザーのリアルな口コミも多数掲載。星マークで表した評価でユーザーが行くかどうか判断するほど影響力の高いサイトです。GoogleやYahoo!で検索すると分かるようにSEOにも強いのも魅力ですね。また、「エリア検索」「料理ジャンル検索」「こだわり・目的検索」など、ユーザビリティーに富んでいます。
匿名での口コミが可能なため、良し悪しがありますが、検索されるかどうかによって来店を決める現代のユーザーに対してSEOに強いのはこのご時世ではかなり助かりますね。
食べログの料金プラン(掲載料)と機能
食べログには上記画像のように4つの有料プランと無料(準会員)プランがあります。
ランチタイム:100円×来店人数 ディナータイム:200円×来店人数
上位プランの従量料金とは、予約機能を使って予約し、実際に来店したお客様の人数に応じて課金される料金で月締めで計算されます。
プランに応じて利用できる機能の範囲が異なりますので、先程の上記画像を参考にしてください。
アクセスアップとは
-検索上位表示-
「プレミアム10プランS」「プレミアム5プランS」「ベーシックプランS」に適用される「アクセスアップ」とは食べログ内で店舗検索結果の上位の方に優先して表示することができます。
例えば「エリア:銀座 ジャンル:焼き鳥」などでユーザーが検索した場合などに上位ページに表示される為、そこからあなたの登録しているお店ページへのアクセスアップが見込めます。
表現力アップとは
-掲載写真枠の追加-
あなたのお店ページに掲載できる写真の数が最大10枚までとなります。
-「お店のこだわり」の追加-
店舗の雰囲気や料理へのこだわり、スタッフの対応という様なお店で特にこだわっている部分を写真と文章でアピールする事が出来ます。
-口コミのピックアップ-
食べログユーザーの口コミの中で特にあなたの店にとって有益な口コミを1つピックアップし、「お店が選ぶピックアップ口コミ」として目立たせる事が出来ます。
-検索結果ページの写真の選択-
ユーザーがお店を検索した際に出てきたお店一覧のページにて表示できる写真を選ぶ事が出来ます。
-広告をブロック-
お店の詳細ページ内の広告やその他の近隣店舗の情報を非表示にする事が出来ます。
ゴールデンタイム強化とは
食べログ内で最も予約の多い時間帯に優先して上位表示する事が出来ます。また、お店側でゴールデンタイムを選択する事も可能です。「プレミアム10プランS」では週に14枠、「プレミアム5プランS」では週に7枠の利用が可能です。
食べログのメリット
飲食店が集客アップを図りたいとき、真っ先に思いつくのが食べログかもしれません。
今の時代は多くの人がネット検索で飲食店を探しますし、街中で見かけたお店もまず食事に入って確かめるよりも、ネットで食べログを見て評判をチェックしてから来店することも多いです。
さらに来店予約サービスを利用できるなど、個人の店舗や小さな飲食店では構築しにくいサービスが気軽に利用できるのも便利です。
個々でホームページを作るには製作費や運営費もかかるため、食べログで代用できればコストも抑えられるかもしれません。
また、Go to eatキャンペーンなどを利用して集客を増やすにも、食べログの利用が欠かせない状態です。
食べログのデメリット
食べログはネット集客できる気軽なツールではありますが、利用している飲食店も多いのがネックです。
各ジャンルや地域のジャンルで検索された際に上位にランクインできないと、結果として集客に結びつきません。
また、来店数が少ない、来店してもらっても食べログに口コミを投稿してもらえないと、ページにアクセスされても、人気がないお店として切られてしまう可能性があります。地域の人気店や大手チェーン店などに利用客が集中してしまう可能性もあります。
食べログの有料プランはどうなってる?
食べログを利用するにはいくつかのプランから、ニーズに合わせて選ぶことができますが、最低でも月額固定費としてライトプランSで月額固定費10,000円 + 従量料金、プレミアム10プランSとなると月額固定費100,000円 + 従量料金の費用が必要です。
アクセスアップが期待できるプランは、ライトプランSでは無理で、月額固定費25,000円 + 従量料金のベーシックプランSからになります。
ライトプランSはとりあえず、食べログに登録し、ホームページ代わりに使うといった活用法となるのではないでしょうか。
ホームページを業者に依頼して一から制作し、運営していくよりは安いかもしれません。見つけてもらいやすくなる、トップページバナー表示をしてもらえるのは、月額固定費50,000円 + 従量料金プレミアム5プランSからになります。
選んだプランに見合う集客効果が得られるか、よく検討しなくてはなりません。
口コミが増えるならいいのでは?
口コミが増えることも単純には喜べません。
食べログのユーザーは簡単には褒めてくれず、批判的な内容の投稿も少なくありません。
貴重な意見や改善点として真摯に受け止めるべき内容のものもあり、それをもとに改善を図って、より良いお店づくりにつながることもあります。
ですが、いわれのないクレームや、お店を貶めるような口コミが投じられるリスクもあります。
食べログに登録したために、誹謗中傷の口コミが増え、かえってお店の信頼が落ちる場合や集客が望めなくなるおそれもあるので留意が必要です。
まったくいわれのない口コミなどが投稿されれば、食べログの運営事務局に申し出て削除してもらうことも可能です。
ですが、本当に実態のない話なのか、誹謗中傷であるかは運営事務局の判断となるので、必ずしも削除してもらえるわけではありません。
また、そうした口コミが投稿されないか、業務が忙しい中で逐一チェックすることや運営事務局とやり取りするなど手間や時間が必要になることもあります。
中には実際に口コミを投稿した食べログユーザーと揉め事になるケースもあるので、注意しなくてはなりません。
問題点と解決策
食べログは便利で集客アップや売上アップに役立つ反面、リスクも潜んでいます。
コストをかけた割には上位にランクインもされず、口コミも増えず、集客に結びつかないというデメリット、いわれのない口コミを投稿されたがために、かえって信用を落とす場合や利用客が減るというデメリットもあります。
食べログ登録の費用対効果はどうなの?
そのため、費用対効果を考えることが大切です。
一度試してみても、思うような成果が得られない場合やコストパフォーマンスが悪いと判断すれば、思い切って退会するのもありではないでしょうか。
資金的に余裕がある、一定の人気を得ている、地域での知名度が上がっているから、もっと認知度や評判を上げていきたい、露出を増やしたいと考えるのであれば、広告費をかけて食べログなどでアピールすることもありでしょう。
ですが、現在はコロナ禍でもあり、今後もしばらくはこの状況が続きそうです。
飲食店への営業自粛要請や外出控えや会食控え、企業などで宴会禁止令が出されているケースも少なくありません。
オフィス街でランチ時や業後には客が絶えなかった地域でも、テレワークの増加などで利用客が大幅に減少しています。
そのため、いかに有名な媒体であっても、食べログなどに広告料を投資しても結果は出にくいのかもしれません。